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アーメン

 

釜山港へ帰れって曲、俺は好きだ。

「熱いその胸に顔埋めて

もう一度幸せ噛み締めたいのよ」

の部分が素晴らしく、好きである。

ももう一度幸せ噛み締めたいだって?俺は噛み締めるほどの幸せを味わったことなんて一度もない。どんなに楽しいときだっていつも心は半べそ状態なんだよ。どんなにがんばっても届かないし、恋人なんていたことないだけならまだしも俺はいつも仲間はずれ、疎外されているんだ。いやいやいや、昔はそんなことなかったよ。高校なんかは誰とでも喋って友達だって居た。まあこんなこと書いていて何になる。本当の幸せを味わったことはあるじゃないか。おれは高校の時好きだった人に、会ってただ一緒にただ座ってもらってたことがあってその時は心底感動してたよ。人生の絶頂がそれだったら笑えるかもしれないが、十分ありえる。こうやって書くと恥ずかしいね。その関係を俺がぶち壊した。最近になってようやく読み返してみれたが、とても見てられない俺の幼稚なやりとり、思い出すたび震える背筋が凍る、、、があってから鬱鬱としているんだ。いやその前から鬱だった。

 話を戻すと、釜山港へ帰れは、恋愛じゃなくて戦争で生き別れた兄弟の話なんだよ。だから幸せっていうのも、俺が今言ったようなものではないんだ。これから日本は戦争をまたするかもしれないけど、もう、完全に、全滅してくれという気持ちと、いやいやみんな生きてくれという気持ちがある。実際、俺が好きな人達が死んだらかなしいよ。